医療法人 扶恵会 釧路中央病院
臨床検査科
臨床検査は健康へのナビゲーター
臨床検査科では、検体検査 と 生理検査 を行っています。
「検体検査」では、患者さまより採取された血液や尿などの検査を行います。正確な検査結果をより迅速に提供できるよう努めています。
「生理検査」では、超音波検査、心電図、ホルター心電図、肺機能検査、血圧脈波検査を行っています。患者さまが、より安心して検査が受けられ、かつ質の高い検査を提供できるよう努めています。
臨床検査は、診療において疾病の診断、治療の方針・効果や、病気の早期発見・予防などさまざまな目的で活用されています。
当ページでは、私たちの取り組みの一端をご紹介いたします。
臨床検査科概要
臨床検査技師:3名
専門資格認定
日本超音波医学会認定超音波検査士(消化器領域):1名
日本超音波医学会認定超音波検査士(健診領域) :1名
環境計量士(濃度):1名
環境計量士(騒音・振動):1名
学会発表
日本型HCLの一例-日本型HCLは日本固有の疾患か(第18回日本検査血液学会),日本検査血液学会雑誌,2017; 18(Suppl): S153.
大型顆粒リンパ球(large granular lymphocyte; LGL)の直径(第18回日本検査血液学会),日本検査血液学会雑誌,2017; 18(Suppl): S157.
当院で経験した日本型HCLの病態推移(第90回北海道医学検査学会),北臨技会誌,2016; 14(2): p24.
(2017年9月13日更新)
臨床検査科の業務内容
1.検体検査 LABORATORY TESTS
検査科画像1

血液検査
血液中の血球数を計測したり、顕微鏡で観察して、血液疾患や貧血・出血傾向・炎症の有無などを調べる血液一般検査、炎症反応をみるCRP、糖尿病の血糖コントロール評価ができるHbA1cなどの検査の他にも、患者さまの状態により血液ガス(呼吸状態の把握など)、心筋マーカー(急性心筋梗塞など)、プロカルシトニン(細菌性敗血症)などにも対応しています。

検査科画像2

一般検査など
尿の中の成分や性質、その量を検査試験紙や顕微鏡を使って調べ、主に腎・尿路系の異常などをみつけるのに有用な尿一般検査および尿沈査を行っています。
また 便潜血検出により、大腸がんなどの悪性腫瘍の診断の補助になる便中ヘモグロビン検査も行っています。
その他に、感染症の検査にも迅速に対応しています。 インフルエンザウイルス・ノロウイルス・マイコプラズマ肺炎・皮膚糸状菌・細菌検査のグラム染色など。

2.生理検査 PHYSIOLOGICAL FUNCTION TEST
検査科画像3 心電図
心臓が動く時に発する電気信号を記録し、主に虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞など)、不整脈など 心臓に異常がないかを調べる検査です。
ホルター心電図
一日の心電図を記録する検査です。短時間では検出が難しい不整脈や狭心症などの診断に役立つ検査です。
ホルター解析も当院検査科で行っていますので、結果報告も速やかです。
検査科画像4 肺機能検査
大きく息を吸ったり吐いたりして、肺の機能を評価する検査です。 肺活量(肺から出入りする空気の量)や 努力性肺活量(息を吐き出す速度)などが測定できます。肺年齢もわかります。
検査を受けられる方の頑張り次第で検査結果が大きく左右されるため、受診者さまの努力とご協力が必要となります。
検査科画像5 血圧脈波検査
両腕・両足首に血圧計を巻き、心電図や心音図と一緒に血圧を測定する検査です。 主に下肢の動脈硬化や血管のつまりを調べます。血管年齢がわかります。
四肢のしびれや冷感、間欠性跛行などの症状がある時に行います。
超音波検査
検査部位にゼリーを塗り、プローブと呼ばれる超音波発生装置をあてて検査を行います。安全で痛みもない検査です。
検査科画像6

腹部超音波検査
主に肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、脾臓を調べる検査です。
検査中には息を吸ったり止めたりして ご協力して頂くことがあります。
他に消化管や骨盤内(膀胱、前立腺、子宮、卵巣など)を調べます。検査の前には尿をためて頂くことがあります。

心臓超音波検査
心臓の大きさや動き、血液の流れや弁の異常など、非常に多くの情報が得られる検査です。

血管超音波検査
首の頸動脈、手や足の動脈、静脈などにつまりがないかを調べます。

甲状腺超音波検査
甲状腺の大きさや内部の状態を調べます。

3.チーム医療への臨床検査技師の参加 PARTICIPATE TEAM MEDICAL CARE
感染制御チーム(ICT)
感染制御チーム(ICT:Infection Control Team)では、感染症の発生や蔓延を予防すべく活動を行っています。
臨床検査技師は月毎に病原菌や薬剤耐性菌の発生状況を集計し提示しています。
抗菌薬が適切に使用されるよう半年毎にアンチバイオグラム(抗菌薬感受性率表)を更新して、最新の傾向を提示しています。
また、毎月、病院内の日常の環境整備・環境衛生点検ラウンドも行うことで、感染制御に努めています。
栄養サポートチーム(NST)
栄養サポートチーム (NST:Nutrition Support Team)では、適切な栄養管理を行うために院内で働く専門職種それぞれが知識や技術を出し合い、患者さまを栄養面から熱心にサポートしています。
臨床検査技師は主に検査値の面からサポートし、毎月参加するカンファレンスで対象となる一人一人の患者さまへの理解を深めています。
NSTの紹介
医療安全対策委員会
全ての医療スタッフは医療安全への意識を高めて日々の業務を遂行し、組織と個人とで医療安全を進めていく必要があります。
臨床検査技師は通常業務の中でリスクマネージメントに取り組みつつ、病院全体の設備や医療器材の安全点検(医療安全点検ラウンド)などを毎月行うことで、院内の医療安全に努めています。
所属長メッセージ
臨床検査科では、患者さまの立場に立った医療を心がけ、「正確で迅速な検査報告」が診療に役立つよう 日々、研鑽に励みます。
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